大乗山妙昌寺は、相模湾の中央に位置する海と山に囲まれた穏やかな歴史と伝統の町、神奈川県大磯町にある日蓮宗の寺院です。当山は室町時代の文安元年(1444年)、大乗院日征上人により創立され、以来570有余年の歴史を有す古刹で、現住職は第38世となります。
何時も縁ある皆さま方の心に寄り添い、共に生きるお寺でありたいと願っております。
妙昌寺について
About Myoushouji
海と山に囲まれ、優しい陽光が降り注ぐ穏やかな町、大磯
国道一号線沿いの高台に位置する妙昌寺から徒歩数分の所には、日本三大俳諧道場の鴫立庵や湘南発祥の地碑、伊藤博文、大隈重信等の旧邸宅が残る明治記念大磯邸園、東海道松並木、旧島崎藤村邸を始めとして、時々の大磯の歴史と文化を彼方こちらに散見することができます。
お知らせ
冬至祈禱祭
当山恒例の冬至祈禱祭は、12月22日(木曜・冬至)午後2時より本堂にて厳修いたします。令和5年度各種御札御守りを希望する方々は、12月15日(木曜)までにお申し込みいただきますよう、ご案内申し上げます。
8年ぶりの七面山登詣
10月26日(水)~27日(木)、一泊二日の日程で地元青年会有志の誘いを受け、8年ぶりに七面山に登ってきました。七面山は総本山身延山久遠寺の西に位置し、南アルプス連峰に属する1982mの山で、山頂に近い平坦地には身延山を守護する鎮守神である七面大明神をお祀りする敬慎院があります。正午前白糸の滝で滝行、身を浄めた青年僧と登詣開始。お天気にも恵まれ50丁(9㎞程)の道程を一歩一歩進みます。登るにつれて徐々に疲労が蓄積してきますが、4時間半程で無事敬慎院に到着することができました。暫し休憩の後夕食をいただき、お開帳夕勤と本堂で読経ご回向、七面大明神を拝し一同午後9時過ぎには消灯、翌朝5時起床までゆっくり体を休めます。翌朝は起床後朝勤、そして6時少し前に富士山右横から昇る日輪を拝み、戻ると朝食そして午前7時過ぎには敬慎院を出発、帰りはまた50丁の道程を下っていきます。ところが、下りは楽かといえば然に非ず、前日の蓄積疲労が表面化し、徐々に筋肉が悲鳴を上げ始めてきます。やっとの思いで登山口まで下りることができましたが、時計を見れば登りとほぼ同タイムの4時間半近い時間が経過しておりました。久々の達成感とともに、老いは足腰からを実感する登詣への縁を結んでくれた青年会青年僧にあらためて感謝。(追伸、筋肉痛は下山後一週間近く残っていたことも報告しておきます)。
文禄年間の御本尊奉納
先日、当山のお檀家さんから古いご本尊を奉納していただきました。このご本尊は安土桃山時代の文禄年間(430年ほど前)に認めれたもので、本紙は丈40センチ幅30センチ程です。認められた方は当時の池上本門寺のご住職をされていた方ですが、近いうちに寶物のコーナーでご紹介できればと考えております。
墓地通路舗装工事完了のお知らせ
妙昌寺では4月より、墓地通路全面舗装工事を進めてきましたが6月いっぱいで無事完了いたしました。使用した舗装材は「エコグローブ」という名称で、コンクリートやアスファルトに比べ雨水の吸収浸透性が圧倒的に勝れた自然に優しい素材です。完成後、大雨の時に墓地に見に行きましたが、ほとんどの場所はその場で雨水を吸収浸透させているようで、以前のように川になって流れることもなく、今後は雨の日のお墓参りも靴の汚れを気にしなくても大丈夫と思います。